実生活,  食事・栄養

今日はニク(肉)の日!肉を食べよう!

今日は29日ということでニク(肉)の日!
お肉はお好きですか?
お肉と言っても牛肉、鶏肉、豚肉など様々ありますが、今回は焼肉でも定番な【牛肉】についてお話していこうかなと思いますので、ご興味ある方はぜひ最後までご覧ください!

牛肉の栄養価・効能

タンパク質

タンパク質は身体を構成する主成分として重要な栄養素になります。

また、体内のタンパク質は20種類のアミノ酸から構成されており、そのうち9種類は体内で合成できない必須アミノ酸になるので、食事やサプリメントから摂取することになります。

タンパク質の摂取不足は体タンパク質の分解が亢進するため、免疫力の低下や血管の虚弱化の原因となり、脳血管障害のリスクを伴うことがあります。また、成長段階の小児では成長障害が起こる危険性もあるためタンパク質摂取は幼い頃からとても重要です。

逆に、タンパク質を過剰摂取は腎臓に負担(※1)をかけ、腎機能障害のリスクになることがあります。また、尿中カルシウム排泄量も増加することにより、骨粗鬆症の原因にも繋がるおそれがあります。

(※1)タンパク質分解亢進および尿での排泄量増加によるもの。

脂質

脂質の種類は様々ありますが、体内で効率の良いエネルギー源となるものです。

エネルギー源となる脂肪は遊離脂肪酸(FFA)、脂肪酸は中性脂肪の構成成分になります。

コレステロールは体内の構成要素として必要不可欠ですが、エネルギー源としての利用は出来ません。

また、脂質の摂取不足は、相対的なエネルギー不足、血管・細胞膜の虚弱化、脳血管障害(脳出血)のリスク増加の原因になります。

逆に、脂質の過剰摂取は糖尿病・高血圧症・動脈硬化・肥満・大腸がん・乳がん・前立腺がんなどの生活習慣病のリスクが高まると言われているので注意しましょう。

その他の栄養素としては、以下が挙げられます。

【ビタミンB6】

髪や皮膚、歯などの健康維持を保っていたり、脂質の代謝もサポートをしている

【ビタミンB12】

造血作用に関わるビタミンで葉酸と協力して悪性貧血を防いだり、タンパク質や核酸の合成、中枢神経や脳の機能維持、脂肪の代謝において重要な役割を果たしている

【鉄分】

取り込んだ酸素を全身に運搬、供給し、貧血を予防している

【亜鉛】

タンパク質やDNA(遺伝情報物質)の合成や糖質の代謝など、多くの酵素の成分として重要なミネラルで、細胞の形成や新陳代謝を促したり、生殖機能にも大きく関与している

【カルニチン】

ラム肉や鹿肉(ラム肉の約2.4倍)、馬肉に多く含有し、脂肪酸(※1)をエネルギーにするときに重要な働きをしている。活性酸素を除去する作用が認められており、筋トレやハードトレーニングにおける筋保護作用、筋肉痛を起こりにくくする効果が期待できる
((※1) 長鎖脂肪酸のみ必要。短・中脂肪酸は不要)

【ナイアシン】

糖質・脂質・タンパク質からエネルギーを産生する過程において、補酵素として重要な役割を果たしたり、アルコールや二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解するときの補酵素としても働く重要なビタミン

それぞれの肉の鉄と亜鉛の比較

牛肉・豚肉・鶏肉の各もも肉の鉄分と亜鉛を比較してみると、以下のような数値が出ているようです。《引用:日本食品標準成分表 2020年版(八訂)》

牛肉

鉄分 2.4mg

亜鉛 4.8mg

豚肉

鉄分 0.9mg

亜鉛 2.2mg

鶏肉

鉄分 0.9mg

亜鉛 1.7mg

豚肉、鶏肉に比べて牛肉のほうが圧倒的に含有しているようです。豚肉も鶏肉も美味しいですが、牛肉が苦手ではない方、特に女性は上記でも書いた鉄分と亜鉛の内容からわかるように摂取することをおすすめします。

食べ方について

いろいろな食べ方があり、好みもあるのでどれがいいとは言えませんが、牛肉は鶏肉などと異なり、菌は表面に存在していることがほとんどなので、肉の芯まで完全に火を通して焼かなくても、表面をしっかりと加熱させておけば、食べることが可能です。

焼く調理法

弱火~中火でじっくり火を通す。

ボイル調理法

ジップロックなどに入れて真空状態にてボイルする。この時、お好みであらかじめ手作りソースなどと一緒にボイルすることで、味が染みわたりやすくなります。

牛肉に多く含まれるヘム鉄は体内でヘモグロビンの生成に大事な栄養素。このヘモグロビンの主な役割は〈体内に酸素を運搬する〉ことで、逆に言うと、ヘモグロビンが不足すると必要量の酸素が体内に行き渡らず、体の様々な部分で酸素不足が起きてしまう為、瀬雨情な機能を果たせなくなってきます。

なので、ヘモグロビンが不足しないためにも、特に貧血が起こりやすい女性は牛肉の赤身がおすすめです!

注意点とまとめ

肉類に含まれる脂質は飽和脂肪酸が多く、動脈硬化の一因となる可能性もあるので、摂取し過ぎには注意しておいたほうが良いでしょう。

肉はが好きな方は多いかと思いますが、何を食べるかによって得られる栄養素の多い少ないも変わってきます。だからといって、牛肉だけに偏り過ぎるのも良くないですし、バランスよくその時に食べたいと思った肉、食材が体が求めているもの(栄養)だということを理解してもらえれば、何を食べればよいかが分かりやすくなってくるかなと思います。

《おすすめお肉》程よい脂身で新鮮なお肉☆ご自宅でどうぞ。(4人前はこちら)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA