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ストレスについてちょっと深掘り

KOSAKUです。

よくストレスということを聞いたり、または言ったりすることがあるかもしれませんが、いったいストレスとはどんなものなのか?

今回はストレスについて少し詳しく触れてみたいと思います。

ストレス反応

まず、生きていく上でストレスというのは避けて通れないものであることはお伝えしておきましょう。

ストレスを引き起こす全ての刺激は「ストレッサー」と呼ばれ、挑戦したり意欲的に働くストレスをユーストレス、一方で一般的に多くの方が認識しているであろうストレスのことをディストレスといいます。

単なる「腹立つわー」というイライラだけでなく、暑さや寒さ、毒素や大量の出血、強い情動反応なども全てストレッサーとなるのです。

ただし、これらは個人差があり受け止め方も異なるものなので、一概には言えませんが、どんなストレスを受けたとしても、一人ひとりの生まれ持ったホメオスタシス(恒常性機能)によって調整されて生命維持をしようとしているのです。逆にホメオスタシスから外れた状況になると様々な弊害が起きてくることは予想出来るかと思います。

ストレス反応の段階

ストレス反応の段階として①~③の順番で起こると言われています。

① 闘争か逃走反応

② よりゆっくりとした抵抗反応

③ 疲弊

① 闘争か逃走反応

危険を回避する為に起こる反応のこと

脳の視床下部からの自律神経系の交感神経インパルス(刺激)を受けて、交感神経をより優位にさせて、危険を回避させるために体を覚醒状態にさせる必要があり、脳、骨格筋に血液の供給を必要としますので心臓も懸命に働かなくてはならなくなります。そのため、最も活動している器官に大量のグルコースと酸素を運びます。

この間、副交感神経で働く、消化や排尿、生殖など緊急を必要としない生体の活動は抑制されます。

また、腎臓の血流量減少 ⇒  レニン(酵素)放出を促進 ⇒ アルドステロン(ホルモン物質)により腎臓のナトリウムイオンの保留の順序で水の保留、血圧上昇が起きます。

ひどい出血の場合、体液の保存の助けともなるのです。

② 抵抗反応

闘争か逃走反応のような短い期間で終わる反応とは異なり、ホルモンの放出反応によっておこる反応のこと

ストレスを受けて体内で分泌されるのは主にコルチゾール。このコルチゾールというのが様々な痛みや不調を感じさせるものとも言われています。

コルチゾール分泌される流れは下のような流れになります。

何らかの刺激によってホメオスタシスが壊される

   ⇩

コルチコトロピン放出ホルモン(CHR)

   ⇩

下垂体前葉を刺激

   ⇩

副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を分泌

   ⇩

コルチゾールを分泌

その結果できたグルコースや脂肪酸、アミノ酸を用いて筋組織の活動を促進させるATPを生産したり、傷害を受けた細胞の修復、炎症の抑制に働きます。

抵抗反応期間は長期にわたって私たちの体がストレッサーと闘うのを助けているのです。一般的にはストレス状態から通常の状態に戻りますが、ストレッサーとの闘いに負けると、私たちの体は疲弊状態になってしまいます。

③ 疲弊

栄養素が極度に枯渇してしまったり、抵抗反応に関与する高い濃度のコルチゾールや他のホルモンに長期間さらされていると、筋の消耗や免疫の抑制、消化管の潰瘍、膵臓の細胞の機能喪失などが引き起こされてくる可能性があります。

この状態にまでなると、かなり身体に対してダメージを負っている状態と言えるでしょう。

【まとめ】ストレスを溜めないようにするには

冒頭にもお話したように、ストレスというのは良くも悪くもどちらにも働きます。なので、ストレス自体を無くそうということ自体は考えない方がストレスを溜めなくて済むかと思います。ディストレス=悪いストレスがかかった時にどう対処していくかの方法は様々あり、人によって対処方法は異なりますが、ほとんどが一時手時なストレス緩和方法に過ぎないのが事実です。

なぜなら、また同じような繰り返しをしてしまっているパターンが多いからです。それでは、本当のストレス解決方法とは言えないでしょう。ただ、一時的なストレス解消をやるなと言いたいわけではなくて、このストレスはいったいどこから起きているものなんだろうか?と自分に問いかけてみることが重要です。自分で問いかけてみて、それでも分からない場合は知人や家族に話してみて客観的に自分を見てあげることも重要になってきます。初めは難しいかもしれませんが、やっていけばすぐに慣れてくるものなので、ひとつ意識して行ってみることをおすすめします。

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