健康

こむら返りになったら【原因と対処法】

「痛てててぇ!」

「うわっ!ヤバっ!足攣った攣った(●__●)」

こんなこと一度は経験ないですか?

僕は何度かあります(笑)

よく足がつると言われる部位として代表的のはふくらはぎ。

運動中やふとした時、また睡眠中にも足がつる人がいます。

では、何故足がつってしまうのでしょうか?

足がつる原因

筋肉の過剰収縮(異常収縮)のことを「筋痙攣」といい、

痛みを伴う痙攣性の収縮は有痛性単収縮(=こむら返り)と呼ばれます。

原因としてはいくつか考えられます。

長時間の持続運動によるもの、筋の過剰使用、塩不足、脱水、筋肉への血流不足など。

原因別にまとめてみましたのでご覧ください↓↓

運動中によく起こる筋痙攣

運動を持続的な運動時に起こりやすく、筋肉が収縮する時に必要となるCa+(カルシウムイオン)という物質が筋肉中にある一定以上過剰に蓄積することにより筋肉が収縮し続けることにより起こる現象で、運動し始めの方や長時間同じ運動動作を行っている方によくみられます

また、筋疲労に結び付く要因としては、筋肉中の酸素不足、グリコーゲンと他の栄養素不足、乳酸の蓄積、その他、通常筋肉中から放出されるはずの物質が筋肉中に蓄積して放出できない状態などが起こります。

フラフラになるまで運動を行ったとき、我慢をして運動を続けたときなど、筋の過剰使用もこれに当たります。

(僕も中学生の時サッカー部で試合中にゴールに向かってボールを蹴った瞬間にふくらはぎをつった経験があります…結構疲労がたまっていたんだと思います。本当に痛かったのでその痛みはわかります^^;)

塩分濃度の低下

これは特に夏場によく起こる現象で、運動中はもちろん、普通に生活しているだけでも起こる方もいらっしゃったりします。

原因としては、単純に体内の塩分濃度の低下。

よく塩不足と言われるあれです。

減塩食も流行ったりしましたが、減塩し過ぎるのはナンセンス。

身体の細胞には細胞内と細胞外があり、細胞内=K+(カリウムイオン)細胞外=Na+(ナトリウムイオン)で分かれています。この2つがバランスよく均衡を保っているおかげでいれるわけなのですが、塩不足になる=Na+(ナトリウムイオン)不足になるので細胞内外のバランスが崩れてしまいます

そうすると、筋肉中にももちろん細胞がありますので、筋肉の収縮に偏りが生じて均衡が保てなくなり、収縮・伸張(曲げ伸ばし)がうまく作動しなくなるのです。

対処法】

原因が塩不足なので、塩分を摂取してあげること

生理食塩水(塩分濃度0.9%、1000mlの水に対して9g)が代表的ですが、わざわざ購入しなくても、ミネラルウォーターに塩を足せOK!

「喉乾いたなぁ」「足つりそう」という前に一口で構いませんのでこまめに摂取するように心がけてみると予防になりますよ。

脱水による痙攣

簡単に言うと、体内の体液量のアンバランス。

飲食などをすると水分を体内へ摂取させることになり、その逆で発汗や排泄により体内の水分は体外へと出ていきます。

ですが、体外へ体液が出過ぎるとアンバランスな状態になり、様々な症状を引き起こす可能性が出てきます。

軽度であれば、めまいやふらつき、中度であれば頭痛や悪心、気持ち悪さなど、高度になれば意識障害や痙攣に。また、もっと酷い状態になると血流量の低下により臓器にも影響を与え、臓器不全という可能性も出てきます。

風邪やインフルエンザで高熱の時や炎天下での運動を続けていた場合など、上記の症状が起こりやすいこともありますので注意が必要です。

筋への血流不足による痙攣

例えば、長時間のデスクワークや立ち仕事、衣服による締め付けなど、身体の血流不足の原因となるような状態は金への血流不足による痙攣を引き起こしやすいです。

また、むくみもこの症状を引き起こす原因になったりします。

長時間のデスクワークの方は定期的に立ち上がり、少し歩くようにするだけでも解消されます。

むくみ解消についてはこちらを参照ください。

こむら返りの対処法

こむら返りといえば、代表的なのがふくらはぎ。

どこの部位がこむら返りになろうが同じことなのですが、こむら返りになった筋肉を伸ばすことをやりがちです。

ですが、元に戻そうとして無理に伸ばそうとすると筋肉を傷めてしまいます。

なので、以下の手順で行ってみてください。

① こむら返りになった筋肉の反対の動きをする筋肉を縮めるように力を入れる。そうすることで、こむら返りになった筋肉が徐々に緩んできます(このことを相反性抑制といいます)。

② こむら返りになった筋肉をゆっくりと伸ばすようにする。

③ ①と②を何度か繰り返す

このように行えば安全に焦らずこむら返りの解消ができますし、対処法を知っておけば、その場はしのげると思いますのでやってみてください。

また、上記に書いたように様々な原因があるので、その原因に対してアプローチしていく必要はあります。

こむら返りが落ち着いたら、症状に合わせて対処してあげてください。

参考になれば幸いです。

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