健康

股関節の痛み

股関節の痛み

こんにちは!KOSAKUです

「股関節の中のほうがうずくように痛むときがあるんです…」

「歩くときにも痛みがあります…」

「アイシングをした後は痛みが和らぐけど、徐々に元の感じに戻ってくる…」

こんな経験ないでしょうか?

特に50代以降の方によくみられる症状です(女性の方のほうが多い傾向にあります)。

股関節というのを聞いたことがない方はそんなに多くないと思いますが、

そもそも股関節って身体の関節の中でもものすごく負荷がかかりやすい関節なんです。

股関節とは

股関節は大腿骨頭と腸骨(骨盤)の間にある関節のことをいいます。

また股関節の形状は遺伝的であり、母体内での胎児の位置により変化するとも言われています。

体重の大部分を股関節から下の下肢、つまり膝、足首に伝えて、その反作用により骨盤、脊柱に力を分散させているのです。

逆に言うと、下から加わる力と上からの力(重力)を支えている重要な関節でもあるのです。

そんな股関節ですが、冒頭でも述べた

「股関節の中のほうがうずくように痛むときがあるんです…」

「歩くときにも痛みがあります…」

「アイシングをした後は痛みが和らぐけど、徐々に元の感じに戻ってくる…」

こんな症状があるときはもしかすると、股関節の炎症変形性股関節症の可能性があります

ご自身でのチェック方法

ご自身でチェックする方法としては、

①上向きになり痛む側の膝を曲げる

②膝を曲げた側の反対側の膝の上あたりに足首を乗せる

こうすることで、股関節の大腿骨頭が寛骨臼(大腿骨頭の受け皿のようなもの)に押し付けられます(股関節に対して意図的にストレスを与えることができます)。

股関節周囲の痛みが出る場合・・・股関節周囲の炎症、もしくは変形性股関節症

膝を曲げた反対側が痛む場合・・・仙腸関節(骨盤の関節)の炎症

可動域制限(動きの範囲が狭い場合)・・・股関節屈筋群(足をお腹の方に引き付ける筋肉)の拘縮

以上のような可能性が考えられます。

また、今日の生活様式は昔とは異なり、デスクワークやじっと立って待つようなスタイルが多いですよね。デスクワークであれば、座りっぱなしでほとんど動かなくて、血流やリンパの循環不足で筋肉の硬直などに。また、立ちっぱなしの方であれば股関節の軟骨をすり減らしてしまうといったことも出てくるのです。

セルフメンテナンスを3つご紹介!

股関節が痛む原因としてはいくつかありますが、痛み始めてそんなに期間が経ってない方が行うと症状の緩和に繋がり生活しやすくなりますので、いくつかご自宅でできるセルフケアをご紹介します!

【セルフケア①】 中殿筋を緩める

股関節を上に持ち上げる働きをする筋肉である中殿筋が拘縮していると股関節によりストレスを与えることになりますので、この筋肉を緩めておくと効果的です。

【方法】

痛む側を下にして横向きになり、テニスボール(硬すぎないボール)などを中殿筋の下に置くかたちにして「グリグリ」とはせずに、「じわーっと」小さい円を描くようにしてみてください。(※焦らずにゆっくり行てください。)

当てるポイントは下画像(青印)を参考にしてください。

中殿筋

【セルフケア②】 股関節の柔軟性をつける

【方法】

上向きに寝て一方の膝を上半身のほうに持ってきて両手で膝を抱えるようにする。

その膝を同側に肩に近づけるように持ってくる。次に反対側の肩に近づけるように持ってくる。この動作はゆっくりと呼吸をしながら行い無理に伸ばそうとしたり動かしてやろうとしないこと。

【セルフケア③】 水中で歩く

陸上でのウォーキングで痛みがある方や日常生活でも支障が出ている方は特に関節に対して負荷がほぼ掛からず、無重力のようになる水中でのウォーキングをおすすめします。これは泳ぐのが苦手な方でも行えますので安心です。

【方法】

水中で股関節を動かすこと。特に屈曲運動(膝をお腹の方に引きつける運動)を行ってください。できる方は伸展運動(足を後ろに蹴るような運動)や片足でハードルをまたぐような動きを前後行うと良いでしょう。

まとめ

股関節はとても重要な関節です!人間の土台となる骨盤とも密接に関係してますので、気になる方はそのままにしておくと悪化する恐れがあります。運動をしている方やお仕事はもちろん、日常生活にも支障が出て私生活に制限がかかって嫌な思いをする前に対処しておくことが大切です。

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