健康,  実生活

普通ってなんなん?

よく「これが普通だよ」なんて言ったり、聞いたりしますが、「その普通」ってなんの基準をもっての普通なんだろうとか考えたことありますか?

私たちが生活していく上で様々なことを通して経験をしていくわけですが、人間は【順応】といって、今まであった環境から違う環境へ適応しようとしていきます。これを「慣れ」とも言うんですけど、この慣れがまた良し悪しなんですよね。

その慣れが当たり前になってくることの怖さ

例えば、カラダが元気なときは何も考えずに生活すると思いますが、ちょっと腰が痛くなったり、違和感が出てくると気に始めますよね。「ちょっとしんどいからお風呂で温めよう」とか「ちょっと休めば大丈夫だろう」とか。そして、そんな状態を続けると、最初に気になった時に比べて不思議と少しマシになったような感覚になると思います。「あ、楽になってきたかも」「調子よくなって回復してきたかも」など思うと思います。

確かに、身体を温めたり、休養を入れたりすることはとても大切ですが、問題はそこではなく、

最初の違和感(身体の変化)に気づきにくくなっていってしまう

ということ。身体のサインとも言えるでしょう。

身体は適応していく

冒頭にお話したように身体は変化して、その変化した環境に適応しようとします。初めは違和感・ストレス(個人差はあるので感じ方も異なる)として感じることが多いですが、それに慣れてしまうと初めに感じた違和感・ストレスははぼ感じなくなっていってしまいます。

これって一見良いように聞こえますが、人間は賢いので都合の悪いことを隠そうとします。その積み重ねが「疲労」や「痛み」に変わってきて〈普通〉の状態の質の低下に繋がるのです。

そして、その悪循環が負のスパイラルを招き、気づかぬうちに自分で自分の身体を悪くしてしまっていることが多くあるのです。

良い状態を保つために

生きていればいろいろあります。

ただ、現在の自分の状態を把握することと身体のケア・メンテナンスをすることは、健康な身体の状態を保つのはもちろん、様々な変化に感じやすくなり、良い選択が出来るようになり、生活の質のレベルも高まることで、人生の質にまで影響を与えると考えています。

違和感や痛み、不調を感じている時はもちろんですが、そうでない時でも定期的にメンテナンスを受けることは有効です。

そうすることで、リスクを最小限に抑えることも可能となるでしょう。

「なってからでは遅い」です(>_<)

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